意外と多いのが、基礎化粧品の順番を気にしない人や間違った使い方。せっかくの肌のお手入れもまったく意味がなくなったり、肌によくなかったりすることもあるんです。
基礎化粧品の正しい使い方、知らないと損ですよ。
色々な役割がある基礎化粧品。種類がたくさんあるが故にどれをどんな順番でつけても変わらない、とりあえず使っておけばOKなんて思っている方も多くいらっしゃると思います。
しかし、それぞれの役割があるため、順番を間違えただけで、その効果を大きく損なうことになり、肌トラブルの原因になる場合もあるんです。
人によって使っている種類も異なると思うので、ここでは主要である洗顔料・化粧水・美容液・乳液・クリームに着目して正しい使用順を見ていきましょう。
①洗顔料…まずは顔をきれいにしましょう。毛穴の汚れなど全て落としてからスタートです。
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②化粧水…洗顔によって落ちてしまった肌の保湿成分を補います。そのため、洗顔と化粧水は切っても切りはなせない関係にあります。
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③美容液…保湿をしたあとは、肌トラブルの気になるところに美容成分を補いましょう。さらなる保湿や美白、しわやたるみ、しみ改善などの高度なケアが可能です。必要最低限のスキンケアでいいという方は省略してもいいでしょう。
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④乳液…水分と美容成分を肌に染み渡らせたらフタをしましょう。乳液の油分がこれらの成分を閉じ込め、洗顔によって落ちすぎた油分を補う役割をします。
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⑤クリーム…乳液よりも油分が多く配合されており、しっかりと美容成分を閉じ込めます。乳液と役割は一緒なのでどちらかだけでも十分効果はあります。
基礎化粧品の正しい使い方を知るためにも、肌トラブルの原因ともなる間違った使い方を紹介します。上で述べた使用順のほかにも間違った使い方はたくさんあります。
間違った順番でつける
…例えば洗顔後にすぐにクリームを塗るとします。洗顔によって失われた水分をいきなり油分でふたをしてしまうことによって、乾燥・にきびなどの肌トラブルになる場合があります。
化粧水を顔につけ手でたたく
…化粧水はたたいて付けるイメージがなんとなくありますよね。肌の引きしめ効果をねらったものだと思いますが、実はあまり意味がありません。逆に肌への刺激となってしまい、赤ら顔やしみの原因となります。またコットンも肌に小さな傷をつけてしまう可能性もあるので注意です。
化粧水だけを毎日つける
…多忙な方に多く見られるのが、スキンケアの面倒さから化粧水のみを使用する例です。化粧水自体には保湿効果はありますが、水分は蒸発するものです。いくら毎日つけていても、その都度蒸発してしまっていては意味がないといえるでしょう。
にきびができている時に乳液をつける
…油分を与えるとにきびが悪化するのでは…。乾燥がにきびの原因だから油分を与えなくては…。あなたはどちらの意見ですか?実はどちらも悪化させてしまうのです。油分の含んだ乳液はもちろん大敵ですが、何もつけずにいるのも肌の状態を悪化させる原因となります。一番効果的なのは、ビタミンC誘導体を含んだ化粧水・セラミドやヒアルロン酸を含んだ美容液によって、肌をやわらかくし、毛穴を詰まりにくくすることによってにきびの悪化をふせぐことです。
朝は洗顔をしない
…洗顔による肌のつっぱり感や乾燥から、あえて朝の洗顔をしないという話を聞いたことがあります。しかし、これは古い油分を肌に残したままメイクをすることになりますし、油分の酸化が肌の老化要因となってしまいます。
高い化粧品は効果があると信じている
…値段が高ければ効果も高いと過信するのは危険です。もちろん高価であれば、高機能の美容成分が入っているといえるでしょう。しかしそれがあなたに合ったものであるとは、決していえないのです。自分の求めている機能を持った、基礎化粧品を選ぶことが重要なのです。